「あれ~なんで売掛金がマイナスなんだろ?」
「まぁいいか。資料通りに入力したし」
といってスルーしてしまう人
又は
売掛金のマイナスにも気付かない(笑)
こんな人のための記事です。
はっきり言うと、
売掛金がマイナスになる事はありません。
マイナスのままスルーは絶対NGです!!
売掛金がマイナスになったら明らかに異常事態です!!
とはいえ、異常事態と言われても
「えっ?でも何を確認すればいいの?」
って思いますよね?
この記事では、「売掛金のマイナスは異常」と気付いて「何を確認すればよいか」をすぐに考えて行動できるように役立つ情報をお教えします!!
まずは自分の処理を確認する
異常事態の原因は
・自分の処理が間違っている
・クライアントが作成した資料が間違っている
のどちらかです。
まずは自分の処理が合っているかどうか確認して下さい。
これは鉄則です!
入社したばかりの頃は大体がこのケースになるんじゃないかなと思います。
というわけで、間違った自分の処理の確認方法を2つ紹介します。
【補助元帳】で補助科目の選択ミスを探す
これは単純です。
摘要に合った補助科目が選択できてしなかっただけなので、修正すればOKです。
「細かい取引は【補助元帳】を確認する」
という感覚は大事です。
会計ソフトの慣れていない場合はこういったミスが多いかもしれないですね。
「スピードを早くしろ!!」
なんて焦らされたら誰でもミスしてしまいますね(笑)
ちなみに、AIで取り込んでも処理は完璧ではないので、こういう間違いはけっこう多いんですよ(笑)
会計ソフトの画面はこんな感じです。
A商事の残高がマイナスになっている!
売掛金/A商事の補助元帳を見ると。。。
B商事の売掛金がA商事になっている!
補助科目をA商事→B商事に修正すると
どちらも残高が0円になって解決!!
【売掛金集計表】の残高と【残高試算表】の【売掛金残高】をチェック
これは売掛金がマイナスになっている・いないに関係なく必須です。
細かいチェックをする前に
- 【売掛金集計表】の残高合計
- 【残高試算表】の売掛金残高(会計ソフト)
の一致を一番に確認して下さい。
この感覚は本当に大事です。
・合計金額が一致していない
→どこの取引先の【売掛金残高】が間違ってるかな?
→この取引先の【売掛金残高】が一致していない!
→なんだ、入力した売上金額が間違っているじゃん
という流れで入力ミスに気付くケースは多いです。
クライアントに確認をする
次にクライアントに確認を取らなければならないケースです。
これは絶対に自分の処理が間違っていないかを確認してからです。
自分の処理は合っていたが、残高がマイナスであれば
・取引先が誤って振込んでしまった
・クライアントの資料が間違っている
といった原因が考えられます。
これはいくら自分で
「どうなんだろ?」
「聞いたら失礼かなー(汗)」
と悩んでも仕方がないですね。
思い切って聞いてしまいましょう(笑)
取引先が間違って振込んでいる
売掛金で処理せずに
仮受金
で処理をします。
例えば1/31に20万円を売上た取引先が誤って2/15と2/20の2回振込んでしまい、後日返金する予定の場合。
1/31 売掛金 20万円 | 売上 20万円
2/15 預金 20万円 | 売掛金 20万円
2/30 預金 20万円 | 売掛金 20万円
となって
売掛金は△20万円となっています。
この場合は2月入金のどちらかを仮受金にします。
修正すると
1/31 売掛金 20万円 | 売上 20万円
2/15 預金 20万円 | 売掛金 20万円
2/30 預金 20万円 | 仮受金 20万円
となって
売掛金の残高は0円になり、
過入金20万円は後日返金される仮受金で処理できました。
後日返金したら
仮受金 20万円 | 預金 20万円
で処理すればOKです。
クライアントの資料が間違っている
クライアントが作成した【売掛金集計表】が間違っているケースですね。
やはり人間なので間違っているケースもたまにあります。
実際はしょちゅう間違っている場合もありますが(笑)
クライアントに資料が間違っているのではないかと聞くのは少し気がいけますが、自分で考えても一生答えはでないので、聞くしかないです。
しつこいですが、
もしも自分の処理が間違っているのにクライアントに質問をしてしまうと
「えっ間違っていないのに何で聞いてきているんだろ」
「確認した時間返してよ!」
「顧問料払っているのにちゃんとしてくれないと困る!」
というようにクライアントの不満が溜まってしまうので要注意です!!
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