一年以内返済長期借入金の処理【残高チェックも重要】

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「借入金の返済で支払利息の処理をすると言われてもピンとこない」

「処理は分かるんだけどたまに忘れちゃうんだよね」

 

こんな人のための記事です。

 

私自身も入力に慣れていない頃は

 

「支払利息の処理が漏れているから確認して」

 

と先輩に言われました。

 

正直、けっこう忘れちゃうものなんですよね(笑)

 

しかし、

 

処理を忘れてもどうしたらそれに気付くかまでは教えてもらえませんでした。

その後入力を数多くこなしてスキルを身につけて、自然に処理漏れに気付けるようになりました。

 

だから、

 

この記事では、支払利息処理が簡単に理解できる知識と処理を忘れても自分で気付いて対応できるようになるために役立つ情報をお伝えしたいと思います。

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支払利息処理について

 

・ピント来ない人

覚える事は簡単なのでこの記事で覚えちゃってください。

 

・たまに忘れちゃう人

クライアントから売掛金台帳などを預かって会計データと照合するような処理ではないので、自分で気付くしかないです。

 

この記事では気付くためのスキルを一つ紹介しますので、実践して身につけちゃってください。

 

そもそも支払利息って?【基本】

コロナ関連で利息が免除されているケースはありますが

 

通常は無償でお金を貸してくれるところはありません。

 

借りた人が利息を支払うから貸した人は儲かります。

 

なので

 

1,000万円を借入をして

毎月13万を返済する契約だとすると

 

毎月の返済は13万円ではなく131,950円というように返済と同時に支払利息も払う事になります。

 

会計処理ではこの元本の返済と支払利息をちゃんと分ける必要があります。

毎月の返済は一年返済長期借入金【長期借入金じゃないよ】

毎月の返済は長期借入金ではなく一年返済長期借入金で処理します。

新たに借入をしたり一気に返済をしたりしなければ、期中は長期借入金に変動はありません。

 

なので、

 

毎月の返済を誤って長期借入金で処理をしないように注意しましょう。

 

私自身が新人のチェックをしてもこのケースは実際にありました(笑)

色々な処理をするのでうっかりミスしちゃうんですよね。

 

これはプラスαの話ですが

一年以内長期返済借入金は長期借入金のうち、1年以内に返済する部分の事です。

 

分かりにくいので具体的な例をあげると

 

1,000万円を2年前に借りて

毎月13万円を返済しているとします

 

1年間で返済する金額は

 

13万円 × 12ヵ月 =156万円

 

となるので、

 

期首の一年以内長期返済借入金の残高は156万円になっています。

 

そして、毎月13万円をキチンと返済すると

 

12ヵ月経過した期末は残高0円になります。

(決算仕訳でまた156万円が計上されますが)

 

大丈夫でしょうか??

 

パッと理解できなくてもあまり気にしないでくださいね。

 

要するに毎月の返済は一年以内返済長期借入金で処理をする!

 

というだけの話なのですが、

 

期末に残高が一度0円になるという考え方は後々重要になるので、説明をしました。

支払利息の処理【実際の仕訳】

では実際の仕訳を見ていきましょう。

 

先程の例に少し足して

 

・2年前に1,000万円を借入
・毎月13万を返済
・期首(1月)から2ヵ月経過
・一年以内長期返済借入金の期首残高156万円

 

とします。

 

2/28 に131,950円を返済すると

 

一年以内返済長期借入金 130,000円 | 預金 131,950円
支払利息 1,950円 |

 

という処理になります。

 

クライアントの帳簿には

 

2/28 借入金返済 130,000円
2/28 支払利息 1,950円

 

ではなく

 

2/28 借入金返済 131,950円

 

と書いています。

 

自分で忘れずに支払利息の処理をするしかないですね。

処理の漏れの気付き方【残高試算表】

「わかったけど、どうやったら処理漏れに気付くの?」

 

という疑問が出てくると思いますが、

 

残高試算表をちゃんと見ると分かります。

 

借入金の返済は千円・万円単位なので

 

残高が区切りのいい金額になっていないと、おかしという事になります。

 

・まずは誤った処理から

返済金額131,950円の支払利息処理をしないと。。

 

 

残高は1,298,050円と中途半端な金額になってしまいます。

 

これで支払利息処理ができていないと気付けます。

 

・次に正しい処理

131,950円の内、1,950円を支払利息処理をすると。。

 

残高は130万円としっかり万円単位になっていますね。

 

期首残高156万円 - 26万円(13万円×2) = 130万円

 

ちゃんと処理できています!

 

こういた感じで残高試算表をしっかりチェックすれば処理漏れに気付けます。

 

まとめ

実務では入力の後に残高試算表をチェックして正しく処理ができているか確認してミスがあれば修正をするという作業が本当に大切です。

 

ただ入力して

 

はい!終わり~♪

 

なんて事をしていると

 

もちろんミスにも気付きません。

 

そうなると。。

 

いつまでたってもレベルアップはしません。

 

入社間もない頃は

 

・たくさん分からない事があって

・たくさんやらなければいけない事がある

 

と思いますが

 

少しずつ残高試算表をチェックする事を意識していってください。

 

それではまた!

 

その他にも入力CH方法について紹介しているので、ぜひ読んでください。

 

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誰でも理解できるように、分かりやすさを第一に心がけています!!

 

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